あなたは誰のために綺麗になりますか?
あなたが毎日、スキンケアしたりメイクするのは誰のため?
昨日いらしたお客様の言葉に改めて思ったことがあったので、今日はその事について書くね。
小柄で童顔で笑顔が可愛らしい人。私と同年代だけど実年齢よりかなり若く見える彼女は言いました。「地域の集まりに行くときは疲れた顔をしていないと色々言われるの。メイクして行くなんてもってのほか!私は疲れが顔に出ないタイプだから働いてない風に見られて損なのよ。」って。
衝撃…(笑)
彼女は酪農を生業にしている家のお嫁さんだから、まぁ解らなくもないです。田舎に行けば行くほど同じような話を耳にすることもありますし…。顔を洗う時間も惜しんで早朝から牛舎に行き、1日仕事をしていたらメイクどころじゃないのも理解できるしね。
それを小綺麗にメイクなんてして行ったら、昔からなりふり構わず家業に精を出してきた諸先輩方に「ちゃんと働いてるの?」なんて嫌味の1つや2つ、言われかねない世界なんだね~(^^;;
でも、それを理解した上で私は彼女に言ったんです。「でも、あなたが綺麗になりたいのは彼女達の為じゃなくて自分のためだよね?自分が毎日楽しく暮らすためだよね?その人達の為にあなたがいつも疲れた顔して老け込んでなきゃならないなんておかしいよ!」って。
あ、誤解のないように付け加えるならば、私は化粧品屋だけど、化粧けのない人に「化粧もしないなんて!」とは思いません。素肌でいることが心地よい人もいるし「これが本当の私だから何もしなくていいの」と言う方もいる。それはその人のポリシーで、望んでそうしているのだから、とても素敵だと思うんです。
私が悲しいのは、綺麗でいたい人が周りの言葉でそれを制限されてしまうこと。
あなたは誰のためにスキンケアしたりメイクしていますか?
私は自分のためです。
鏡を見たとき「今日の私もソコソコいけるんじゃない?」って思うと、その日一日をご機嫌に過ごせるから♬
誰かに「綺麗ね」「若いね」「イキイキしてるね」と言われると、やっぱり嬉しいから。
こんな私でも、少しは自信がついて前を向けるし、人見知りの私が大勢の中に入っていく勇気も出るから。
そうすることで友達が増えて、沢山の人から刺激をもらい人として成長させて貰えるから。
私にとって「綺麗になること」は、毎日を笑顔で過ごすために、自分のご機嫌をとるためのもの。
彼女は言いました。「いつか私のような立場でも堂々とメイクできる環境にしたい。」って。
普段はそんな彼女も、何処かに出かける時は綺麗にメイクして、上品なアクセサリーを付け、スカートを履いてお洒落を楽しんでいます。
私はそんな彼女をこれからもずっと応援し続けたい♡ 化粧品屋としても、友人としても。
誰のためでも、何のためでも…「綺麗になりたい」という人が目の前にいるのなら、その人を全力でそこに導くのが私のしたい事ですから。
さて、あなたは誰のために綺麗になりますか?
この記事の投稿者
菅原裕子
私の言葉や施術を通して、あなたが女性として「幾つになっても良い顔で生きられる」お手伝いできたら嬉しいと思い、日々感じていることや美容ネタを綴ります。
北海道釧路市でノエビアの美容サロンを経営。ブライダルメイクアップアーティスト。若返りハッピーメイク主宰。
様々な分野から講師をお招きして、もっと自分を好きになるためのオンライン講座「自意識向上サロン」の運営も始めました。 お酒が大好きで365日欠かしません。 旦那さん、息子二人、孫二人のアラ還です。